【知らないと後悔】インスタでターゲット設定すべき本当の理由とは
- 「ターゲット」という言葉をよく聞くけど…イマイチよくわからない
- ターゲティングはしたけど、合っているかどうか不安
- そもそもターゲットが定まらない
このようなご相談をよくいただきます。
ターゲット選定をハズしてインスタ運用をすると、誰の心にも全く刺さらない投稿になるリスクがあります。
大手スポーツ企業のSNSマーケティング担当を経た私が、集客の大前提として「ターゲットとは何か」や「ターゲット選定すべき本当の理由」をお伝えしていきたいと思います。
ターゲティングができれば、投稿作成でムダに悩まなくて済みますし、投稿ネタが思いつかないということが無くなります。
ターゲット設定を今一度見直して、あなたの「インスタ集客」をブラッシュアップしていくために、ぜひ最後までチェックしていってくださいね。
それでは参りましょう!
本記事はインスタをビジネスの集客として利用したい人向けに書いています。
そもそも「ターゲット」って何?
「ターゲットを絞ろう」とはよく聞く話で耳タコかもしれません。
そもそも、ターゲットって何なの?
とはいえ、このように思ったりしませんか?
「ターゲット」とは、あなたの投稿を届けたい相手のこと
を指します。
どんな人(どんな課題を持つ人)に、コンテンツを届けたいか?
ということです。
ざっくりとしたターゲットの例はこちら
- 40代 男性 経営者 時計や車が好き
- 30代 女性 専業主婦 痩せたいのになかなか痩せられない
- 20代 男性 1人暮らしで食費がやたらかさむ
- ターゲット設定とは、マーケティングのフレームワーク「STP分析」の1つに入る要素
【補足】STP分析とは?
- S:Segmentation(セグメンテーション):市場をグループ分け
- T:Targeting(ターゲティング):顧客を絞り込む
- P:Positioning(ポジショニング):立ち位置を明確にする
STP分析とは、それぞれの頭文字を取ったもので、3つの要素を使って分析を行ないます。
STP分析を活用することにより、自社がどの市場で、どのような価値を提供していくかを決めます。
【知らないと後悔】インスタでターゲット設定すべき本当の理由とは
ではここからが本番ですよ〜!
- マーケティングでは、ターゲット設定が非常に大事
- 1人の人にラブレターを書くようなライティングが大事
このような話を聞いたことがありませんか?
「ターゲットを絞って、この人に向けて私は書いている」と意識することはとても大切です!
とはいえ、なぜターゲットを絞ることが大事なのか?
「自分が伝えたいものを伝えたらいいんじゃない?」と、ターゲットの重要性を理解しづらい方もいらっしゃると思います。
シンプルに結論をお伝えすると…
ターゲットを絞らないと…
ベネフィットやリスクを語れないから
例えば、ダイエットサービスをインスタで発信をするとします。
ダイエットの機能的な価値としては、「痩せること」ですよね。
これは、どんなダイエット系サービスにも共通することです。
ですが、その「痩せる」という効果を使った先の「未来」は、ターゲットによって変わってくるのです。
2つの例で比較してみましょう。
ターゲット①30代の産後女性
例えば女性の悩みとして、以下のようなことがあると想像します。
- 生活習慣は20代の頃と変わっていないのに、子どもを産んでから激太りした
- 子育て中は、いつも楽ちんコーデ。体型を出すなんて…
- 痩せたくて自宅ダイエットしているけど、全然効果が出ない
そんな時に何と発信するか。
- 機能(食べて痩せるダイエット)
- 効能(産後ダイエット9キロ減)
- ベネフィット(読者のプラスな未来像)
▶︎食べて痩せる!健康的に身軽なカラダへ!
では、次に50代の既婚男性の場合だとどうなるかを見てみましょう。
ターゲット②50代の既婚男性
例えば男性の悩みとして、以下のようなことがあると想像します。
- タバコとお酒をやめたのに、ぽっこりお腹がへこまない…
- 健康診断の数値も最近ヤバいしなぁ、どうしよう
- ダイエットしようと思うけど、やる気が全く起きない
そんな時に
- 機能(食べて痩せるダイエット)
- 効能(2ヶ月でマイナス9キロ)
- リスク(読者のマイナスな未来像)
▶︎成人病のリスクがあるし、家族がいるのに急病になったら怖いですよね
ダイエットの機能と効能については、ターゲットが誰であれ同じでした。
ですが、ベネフィットやリスクは、ターゲットによって変わってきます。
だからこそ、ターゲットを設定する必要があるのです!
相手が何を悩んでいるのかを考え抜いた上で、ターゲットをしっかり決めていきましょう。
【知らないと後悔】インスタでターゲットを絞らないとどうなるか
ターゲットを決める、ということはインスタを運用する上での「原点」になります。
- 情報を検索する人は、何を求めてるんだろう?
- どんな悩みを抱えてて、今どういう状況なんだろう?
人の痛みや苦しみを想像し、その人になったつもりで考えてみましょう。
これは“天然“で出来ちゃう人もいますし、ある程度は誰もが自然にやっていることではあります。
ですが、ターゲットを絞らずにいると…
- 何を書けばいいか分からなくなる
- 文章にまとまりがなくなる
- 誰にも刺さらない無難なコトバになる
- 読者が共感する投稿が作れない
- 投稿作成にめっちゃ時間がかかる
ターゲット像を把握してから動き出さないと、投稿作成の手はすぐに止まります。
何を書いていいかわからなくなる理由は、ターゲットが決まっていないからです。
これはあるあるだと思うのですが、
- メールの返信はできるのに、インスタ投稿が思いつかない
- フォロワーさんからの質問ならば、すぐ答えられる
- コメントが来れば、割とスラスラ返信できる
これは、イメージしている「相手」がいるから出来るんですね!
相手がイメージできていないと、どの言葉を使おうか悩んだ挙句、ムダに長くなったりしがち。
少しだけ例をご紹介します。
私は学生時代にサッカーをしてきたのですが
「リフティングでボールを捉える時に、インステップでのミートを大事にしましょう」
と発信するとします。
ターゲットが、サッカー超初心者だとしたらどうでしょう。
- え、リフティングって何やっけ?
- そもそもインステップってなに?
- み、ミートとは?
ってなると思います。
初心者からしたら、専門用語のオンパレードはしんどいだけです。
- どういう予備知識があるのか
- どれくらいの経験値があるのか
こういったターゲット像を把握しておかないと
- どの言葉をチョイスして
- どの言葉を省略するのか
という判断ができません。
つまり、ターゲットが決まってないから投稿が作れないんです。
これが真実。
これから投稿を作るときに、絶対に意識してほしいポイントがあります!
極端ではありますが、ソファに寝転びながらスマホを観るターゲットを想像しつつ、投稿を作ってみてください。
- この投稿、字が多いな〜疲れた!
- この投稿、結局何が言いたいんだ?
なんて思われないような、投稿が大事ですよね!
まとめ
今回は、インスタ運用においてターゲットを設定すべき本当の理由についてお届けしてきました。
- ターゲットとは、あなたの投稿を届けたい相手のこと
- ターゲットを絞らないと、どんな言葉を選べばいいか迷ってしまう
- ターゲットを絞らないと、投稿作成に時間がかかる割に刺さらなくなる
- ターゲットをイメージしながら、投稿を作ると一気に作りやすくなる
発信の手がなかなか進まない時には、ターゲットの絞り込みが甘いということがよくあります。
例えば「人生を変えたいと思っている会社員」というターゲット像だと、ほとんどの人が当てはまってしまう、というような感じです。
既にターゲット選定済みという方も、ぜひ一度立ち止まって再度チェックしてみても良いかもしれませんね!