SNS集客のメリット・デメリットを徹底解説|経営者・フリーランス必見
日本国内のSNS普及率は高まってきており、インターネットの広告費は年々増していますね。
「SNS=親しい友人との交流ツール」というイメージが強かった数年前と比較し、今では企業が多数台頭しマーケティングの武器として活用する状況に変化してきました。
という状況から
- オンライン集客の必要性を感じている
- そろそろSNSやらないとダメかなぁ
- でも、SNSって…本当に集客できるの?
- SNS集客のメリットが知りたい
- デメリットも把握しておきたい
実際、スポーツ業界No.1企業でマーケティングを担当してきた私も感じますが、今の時代に「SNS」を活用しないマーケティング施策は無いと言っても過言ではないでしょう。
しかし、SNSをビジネス利用する上で、SNSに対して誤った認識があると、狙った集客効果は得られません。
本記事では、集客方法の1つである「SNS」のメリット・デメリットを徹底解説していきます。
この記事を、「SNS」集客の基礎ガイドとして役立ててもらえたらと思います!
ぜひ最後までチェックしていってくださいね。
本記事はインスタをビジネスの集客として利用したい人向けに書いています。
SNS集客のメリット5選を徹底解説!どんな効果が見込める?
SNS集客について、早速メリットを解説していきたいと思います。
- 双方向のコミュニケーションが取れる
- 中長期的なファンの育成
- 低コストで運用ができる
- 潜在顧客にアプローチできる
- 情報伝達のスピードが速い
順番にいってみましょう!
メリット①双方向のコミュニケーションが取れる
SNSとは、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略。
つまり、ユーザー同士が双方向に交流できるツールです。
SNSが登場する前までは、企業への問い合わせはホームページや電話などがメインでした。
しかし、SNSが台頭したことで、双方向のコミュニケーションハードルがグッと下がったのです!
イチ早くからその手法を取り入れられた『COHINA』というアパレルブランドさんは、大成功しています。
- 身長155cm以下の女性がターゲット
- ブランドとしてスタートして最初に始めたのがインスタグラム運用
- インスタグラムを通じて、女性たちからリアルな声をヒアリング
女性たちからヒアリングした話を元に、商品開発を進めていったそうです。
そういったことが実現できるのが、SNSマーケティングです!
メリット②中長期的なファンの育成ができる
マーケティングにおける、「イチゴの法則」というものをご存知でしょうか?
「1:5」=既存:新規
新規顧客の獲得には、既存顧客に比較し5倍のコストがかかると言われる法則です。
そのため、近年では新規顧客の獲得よりも、既存顧客をファン化させ、リピート率を向上させることの重要性が増しています。
既存顧客をファン化させることで、中長期的に安定した売上のベースを構築する事ができる上に、熱狂的なファンの口コミによって、新規集客のコストをかけず行う事が可能です。
特に、SNSはこの「ファン化」を促すツールとして適しているのです。
- いいねやコメントをしたり
- 保存(ブックマーク)をしたり
- 友達登録やフォローする
といったアクションを通して、SNSの向こう側に「人」がいる「リアルさ」や「近さ」を感じやすいのです。
- 価値を感じてもらえる「情報」を提供
- 徐々に「人(商品・サービス)」へ興味を持ってもらう
- 学びたい・なんか好き・応援したいといった気持ちを醸成していく
こういった流れをSNSで生み出し、あなたの商品やサービスにファンを増やしていきましょう!
メリット③低コストで運用できる
SNSは、0円で誰もが手軽にスタートできることは大きなメリットですね。
広告費をかけなければ、必要なものは運用する人件費だけです!
また、スマホ1台で気軽に更新ができることもSNSの良さですね。
とはいえ、無料だからといって気軽に始めてドツボにハマるパターンも…。
- 見よう見まねでなんとなく運用を行なっている
- フォロワーや反応が増えてもお問合せがない
- 問い合わせはあるけど、ターゲット層ではない
このようなお悩みがありましたら、こちらをぜひご覧ください!
メリット④潜在顧客にアプローチできる
世の中の大半のSNSユーザーが、SNSを使用する目的は
- 知人友人の近況確認
- 情報収集
最近では「情報収集」目的でSNSを利用する人が多いと言われています。
ただし、特定の情報を探すばかりではなく、「何か面白いものあるかな〜」とタイムラインを受動的に眺めているユーザーも多いです。
だからこそ、SNSはニーズが顕在化する前の、潜在顧客たちの認知獲得に優れているのです!
メリット⑤情報伝達のスピードが早い
人々が情報を取得するメインツールが「インターネット」になったことで、情報伝達のスピードは爆速になりました。
特に、「SNS」の情報拡散スピードはズバ抜けています。
従来のマスマーケティングでは、
- 新聞出稿、折込チラシ
- DMハガキ(ダイレクトメール)
- 手配りビラ、地域情報誌
- 電車広告等
のような出稿費用が高額かつ伝達スピードもスローな販促活動が主流でした。
実施するまでに時間もコストもかかりますが、SNSマーケティングならば、週末のイベントやセールス実施に向けて、今すぐに施策を打つことができます。
- 会員限定!シークレットセール
- 緊急開催!極秘インスタライブ
- 〇〇記念!〇〇さんと共同セミナー開催!など
世の中の状況やトレンドに合わせて、素早くマーケティング施策を打てるSNSをうまく活用していきたいですね!
SNS集客のデメリット5選を徹底解説!どんな対策が必要?
メリットがあれば、必ずデメリットも存在します。
SNSのデメリットについても、明らかにしつつ対策もご紹介していきたいと思います!
- 人の確保と教育が必要
(運用体制づくりと社内理解の促進) - 炎上のリスクがある
- 急なルール変更がある
- セキュリティ面のリスク
- SNSが苦手な人は苦痛に感じる
順番に見ていきましょう。
デメリット①人の確保と教育が必要
SNSは無料で運用を開始できることもあり、結構カンタンに見られがちですが…
- 投稿テキストの準備
- 投稿画像や動画の作成
- 投稿の分析・改善
といった業務が発生するため、人材確保が必要になります。
社内で捻出できないのであれば、外注費の試算をしましょう。
また、SNS担当者あるあるなのですが、結構「遊んでいる」ように見られがちです。
社内で好意的に見られないケースもあるので、社内全体での理解促進は大切です。
- なぜ今SNSが必要なのか
- どのSNSが自社にとって必要なのか
- SNSマーケティングがどのように売上貢献するのか
- 今SNSをやるべき理由
しっかりと説明できるようにしておきましょう。
デメリット②炎上のリスクがある
SNSは情報伝達のスピードが早いために、投稿者が意図せずに情報が一気に広まる恐れがあります。
ニュースでもたびたび取り上げられましたが、「バイトテロ」と呼ばれる、従業員による不適切な投稿も多発しています。
また、従業員がうっかり社外秘の情報をSNS上に漏らしてしまうなど。
SNSでのたった1つの不適切投稿によって、売上が下がった企業事例も存在します。
こういったリスクがあることを頭に入れ、SNS運用に取り組む必要があります。
対策としては、以下のような内容をしっかりと抑えましょう!
- 知的財産権を侵さない
- セクシャルな表現を避ける
- 差別的表現を使わない
- 法律に従った内容であること
- 投稿前にダブルチェックをする
詳しくは、Instagramのコミュニティガイドラインをご覧ください。
デメリット③急なルール変更がある
大前提として、わたしたちが日頃から使っている便利なWEB機能は、すべて巨大IT系企業がつくったサービスです。
当然ですが、急なルール変更が起こることも日常茶飯事です。
- Google(SEO集客):検索エンジンの表示順位が一気に入れ替わることがある
- Instagram(Facebook):アルゴリズムが変わり、リーチが激減することもある
- Apple:広告トラッキングルールを変えたことで、広告業界はデータを取りづらくなった
これまで上手くいっていた集客施策が、急にワークしなくなる恐れもあり得ます。
とはいえ、これは私たちにコントロールできることではありません。
だからこそ、そういったリスクもあることを把握しつつ、リスクヘッジしていく必要があります!
デメリット④セキュリティ面のリスク
SNS運用をしていて、アカウントが成長し売上へ貢献することはとても嬉しいですよね。
ですが、セキュリティ面でSNSにはリスクもあることを把握しておきましょう。
近年、アカウントの「乗っ取り」や「なりすまし」が非常に多くなっています。
特に、フォロワー数が多いアカウントはご注意を!
対策としては
- パスワードは同じものを使い回しをしない
- URL付きの不審なDMが来ても、不用意にタップしない
- 同じ電話番号で5個以上のアカウントをつくらない
- SNS運用を外注する場合には契約書を結ぶ
デメリット⑤SNSが苦手な人は疲弊しやすい
オンラインで集客をするために、「SNSは苦手だけどやるしかないか…」という方もいらっしゃるかと思います。
- 全くの見ず知らずの人と、どう交流するというのか
- デザインセンスもないし、文章を考えるのも苦手
- 自分の顔出しをするのはイヤ
- 毎日のようにSNSを開いて、コツコツ作業するのか
やってみて慣れることも大いにあると思いますが、疲弊してしまう方もいらっしゃいます。
無理して継続してもツラくなってしまうことでしょう。
こういった場合の対策としては
- 顔出しは一切しない方向性で取り組む
- SNSに触れる時間を決めて取り組む
- 自分でSNS運用をせず、得意な人に外注する
- SNS広告を活用するなど別の手法を試みる
多面的に検討をしていきましょう!
まとめ
今回は、SNS集客のメリットデメリットをご紹介してきました。
「SNS=集客に有効」というイメージも世馴染んできましたが、活用方法を誤ると、想定した効果を得ることは難しいでしょう。
気軽にスタートできるSNSだからといって、安易に始めて失敗するケースを多数見てきました。
「SNS=コミュニケーションツール」という大前提のもと、その強みを最大限に活かした集客施策をしていきたいものですね。
成功事例は多種多様ですが、SNS運用の失敗事例には共通点があります。
インスタ集客に関するお悩みのご相談も承っておりますので、お気軽にご連絡ください。